秋の戸隠神社五社を3時間で巡ってみる

戸隠神社は、奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社からなる歴史的な神社、パワースポットとして注目されています。
長く続く不穏なコロナ禍。
なんとか気分を明るく、そして運気を上げたい!
心穏やかに五社すべてを巡って、その恩恵を是非ともあやかりたい!
ということで、ゆっくり歩けば半日、普通に歩けば4〜5時間はかかる五社巡りを長野駅からバスを利用し、戸隠神社五社を3時間で巡ってみました。

戸隠神社は、長野駅から車で1時間程度の距離にあり、標高の高い地域にあるものの、道路も整備されており、路線バスがあるため積雪の多い季節要因を除けば交通面での問題はない。
ところが、五社は、山面の数キロの範囲に点在しており、限られた時間で回るにはそれなりの覚悟が必要です。
フル装備ではないにしても登山のつもりでトレッキングシューズやハイキングシューズは必要。
トラッキングポールがあっても決して大袈裟ではありません。
サンダルやパンプスはとてもお勧めできないレベルです。

短時間で巡るポイント

奥社入口からスタートする!
奥社入口まではバスで行けますが、これより山手にある奥社と九頭龍社には徒歩のみです。
この二社が一番標高が高いので、まずは奥社入口を目指します。
奥社 → 九頭龍社 → 中社 → 火之御子社 → 宝光社
の順に巡ります。
短時間で移動するコツは、下り坂を利用することです。

長野駅

長野駅から徒歩1分ほど、ドンキホーテ、郵便局の隣りにあるアルピコ交通長野駅前案内所へ直行。
戸隠神社を巡るには『戸隠・善光寺1日周遊きっぷ』 (大人【2,900円】2020年4月現在) があります。
善光寺にも立ち寄り、戸隠神社間の移動、森林植物園、戸隠そば博物館などに立ち寄りを考える方にはとってもお得ですが、バスは1時間に1本程度。
ターゲットは五社を短時間で巡ることなので周遊きっぷではなく、路線バスで片道ずつ利用します。
ループ橋経由戸隠線 (70番)、長野駅〜戸隠奥社入口まで 【1,450円】。
バス停は、案内所前の7番乗り場「長野駅停留所」。

長野駅 (70番バス) 8:30発 → 戸隠奥社入口下車 9:38

*2021年6月19日変更 春〜秋ダイヤ (平日、土日、祝日)
長野駅を出発後、数分で善光寺大門を通過。
善光寺をぐるりと回り込み、山に向かっていきます。
谷間に入ると、山道がグルグル回る不思議ならせん状のループ橋を経由します。
飯綱高原スキー場、飯綱高原などを経て、約1時間ほどで「戸隠神社奥社入口」に到着。


奥社入口には、軽食施設、公衆トイレがあります。
また、有料の駐車場があります。

9:45 スタート
バードライン(県道36号線) 沿いでバスを降り、戸隠奥社入口から奥社までは片道約2キロの道のり。
大鳥居をくぐると静かでなんとも清らかな浄化された空気を感じます。
しばらく先が見えないほどの平坦な並木路が 続きます。

午前中の爽やかな時間を過ごすには最高の道です。
歩くこと約10分、奥社までの中間にあたる頃、杉の巨木の合間から威厳ある朱塗りの門が見えてきます。

隋神門 (ずいしんもん) です。
この左右には、神の聖域に邪悪なものが入ってこないよう守護する門守神(かどもりのかみ)の姿が。
そう、ここからが聖域です。

隋神門

10:00 隋神門

隋神門は茅葺きで、威風堂々たる構えです。
ここをくぐると一気に雰囲気が変わります。
樹齢数百年級の太くて立派な杉並木がずっとずっと奥社まで続くのです。

途中、洞を抱える巨木杉が何本か祀られています。
また、石垣の建物の痕跡らしき様子が認められます。
奥社院坊跡(おくしゃいんぼうあと)です。
杉並木の道が少しずつ傾斜し始めると不規則な険しい石の階段が見えてきます。
この辺りで奥社までの最終公衆トイレがあります。
永遠と続きそうな階段は奥社まで続きます。

ここから気を引き締めます。
階段の登りは、20分ほど続きます。
ありがたいパワーをいただくためには過酷な階段を丁寧に1歩ずつ登っていくのです。

10:20 奥社到着

戸隠神社の本社奥社は、岩戸なので、踊り場のスペースは限られています。
たくさんの人が一気には登りきれない上、手前の階段は不規則で不安定です。
奥社の雰囲気をじっくり味わいたい方は混雑していない季節、時間を狙ってください。
開運、心願成就、五穀豊穣、スポーツ必勝などのご利益が有名です。

10:25 九頭龍社

九頭龍社は、奥社のすぐ隣り。
生命の源の水を司る神様であることから縁結び、心願成就のご利益があります。
さらにその隣りには社務所があります。
ここではおみくじが引けます。
ただし、通常の神社のように自分では引けません。
自分の数え年を申し伝えていただきます 【300円】。
おみくじ、御朱印がいただけるのは、奥社、中社、宝光社の3箇所のみです。


ここのおみくじはめずらしいもので、大吉・吉・小吉・末吉・平吉のほかに平 (たいら)」「向吉」という結果があります。
「平 (たいら)」と「向吉」は、あまり出ないらしいです。



が! その「平」を引いてしまいました。
特別な思いでいただきます。
おみくじには『失物いづ・但しおそし』とありました。
この日から1週間後、半年前に紛失した大切な指輪が、突如、クローゼットの中から発見されました。
ナント!!改めてありがたいおみくじです。
「おみくじはお持ち帰りの上、(引いた日から) 1年間の指標にしてください」とありますので、自宅で大切に保管し、たまに読み返します。
社務所の窓口スペースはかなり狭く、浅い階段なので足元には注意して降りてください。

手水舎下側の石段を下りると八水神(はっすいじん)の滝があります。
水量は少なめの滝ですが、静かな生命の源です。


下りは、同じ2キロでも15〜20分ほど、あっという間に奥社入口のバス停に着きます。
登りに見た杉並木を見上げる道と下りの見下ろす景色の違いが楽しめます。

11:00 奥社入口着

奥社入口 から中社までは、約1.5キロ、15分ほどの道のりです。
有料駐車場入口のバードライン(県道36号線) を渡ったところの遊歩道入口があります。
バードラインには歩道がないので、バードライン沿いに中社を目指すのはオススメできません。
この遊歩道は、途中、戸隠山が望める絶景ポイントがあります。
中社まで一本道ではありませんが、分岐点に都度、道標があるので見落とさないように中社を目指します。
それほど高低差がない快適な散歩道です。

中社の参拝者用駐車場、公衆トイレの横を抜けると中社西参道入口の大鳥居が見えてきます。

11:20 中社着

大鳥居をくぐり、手水舎、社務所を抜けるといよいよ中社です。
ここでも巨大な杉の木の存在に驚かされます。
学業成就、試験合格、商売繁盛、開運、家内安全の守り神です。

御神木の三本杉の内の1本です。
中社の大鳥居前に三角形を形作り植えられています。

おみやげ、昼食を探索するなら中社周辺です (パターン1)。
ただし、中社近辺でおみやげだけ探索した後、残りの二社、火之御子社と宝光社を目指し、参拝後、バスの時間まで宝光社バス停近くで昼食をいただくのもゆっくりできていいかもしれません(パターン2)。

パターン1:昼食を取り、残り二社を巡る

11:30-12:30 戸隠そば

信州はそばが有名ですが、その中でも日本三大そばのひとつ、戸隠そばの老舗が中社の周りには何軒もあり、中には行列を作る有名店もあります。
戸隠そばは、丸型のザルに5〜6束に盛られているのが特徴です。
10月下旬から「新そば」が提供されます。
新そばは、ウグイス色で鼻に抜けるスッとした香りが特徴です。
また、例年10月末から11月下旬まで『戸隠そば祭り』が開催されます。
時間がたっぷりあるのであれば、新そばのハシゴをしてみたいものです。

中社大鳥居前にある「観光情報センター」左横の神道から火之御子社 (ひのみこしゃ) を目指します (徒歩15分)。

12:45 火之御子社

神道から入り、神社を右に回り込むと「西行桜」があります。

火之御子社のご利益は、舞楽芸能の上達、開運、縁結びなどの守り神です。
お賽銭箱は、社殿の中にありますので、お賽銭は格子の間から投げ入れます。
参拝した後、階段を降りると鳥居があり、県道沿いに駐車場があります。

火之御子社の左側公衆トイレ横から五社巡り最後の神社、宝光社を目指します (徒歩15分)。

神道からだと宝光社境内横に直接到着します。
しかし、宝光社を鳥居を潜ってそびえる階段・または木々が深いこんもりした森を巡る坂道から参拝する場合は、バードライン (県道) 沿い を行く方法もあります(パターン2)。
ただし、やはり歩道はなく車の往来がありますので、注意してください。

13:00 宝光社

神道から入ると宝光社と神輿庫の間に出てきますので、すぐに参拝できます。

宝光社の社殿は、見事な彫刻が張り巡らされています。
この彫刻は必見です。
宝光社は、学問技芸、安産、家内安全、厄除け、女性とこどもの守り神です。

パターン2:火之御子からバードライン (県道) で宝光社へ
火之御子社から神道ではなく、バードラインを通って宝光社を目指す場合、車の往来に注意しながら、徒歩15分ほど下ります。
駐車場のなだらかな坂道を登ると宝光社の大鳥居が見えてきます。

大鳥居を潜るとどうしようかと迷うほどの絶壁の階段が立ちはだかります。

こんもりした森の中にある静寂で落ち着いた参道です。
階段で登り切る自信がない場合は、左手に女坂があります。
緩やかに回り込んで境内の左手まで行けて参拝できます。

上から見下ろすと恐ろしく急な階段です。

この階段を降りたところにそば屋がありますので、ここまで一気に五社を巡り、バスの時間までゆっくり昼食を取ることができます (パターン2)。
長野駅行きの宝光社バス停まで大鳥居から1〜2分ほど、13:38分発です。

*宝光社下には、参拝者用駐車場が20台分ぐらいあります。

長野駅行き宝光社バス停は、この駐車場の下、雑貨店前です。


宝光社 (70番バス) 13:38発 → 長野駅 14:38着 【1,250円】

おつかれさまでした。

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